補聴器には大きく二つの役割があります。
一つは、音量の小さな必要な音(会話の音声など)を聞き取れるレベルにまで音量を上げる役割。
二つ目は、衝撃音など大きすぎる音を抑えて耳を傷めないよう保護する役割です。

目次

必要な音を必要な音量にまで上げる役割


難聴は人によって、その内容が異なります。
補聴器を使って会話を聞き取りやすくするには、一人ひとりに合わせた調整(フィッティング)が必要です。
「低い音が聞こえにくい人」や「高い音が聞こえにくい人」「中音域が聞こえにくい人」など、それぞれに合ったフィッティングを行わないと、十分な効果が期待できません。
必要な音を必要な音量に上げて会話を聞き取りやすくするのが、補聴器の一番の役割です。

補聴器本舗では、専用の聴力測定機器を用いた測定データや言葉の聞き取り度合いなどにより、お客様に最適な補聴器をご提案させていただきます。
ご購入後も必要に応じて、何度でも無料でフィッティングを行っていますのでご安心ください。

大きすぎる音から耳を保護する役割


補聴器は音を大きくするための機械ですが、必要以上に大きい音が出ると非常に不快で、場合によっては耳を傷める可能性があります。
難聴になると、小さな音は聞こえにくくなりますが、大きな音に対しては健聴者と同じように不快に感じるものなのです。
ですから、補聴器には「小さな音は大きくし、大きな音はそれ以上あまり大きくしないようにする」という役割があります。

どのような補聴器にも、衝撃音に対する出力制限装置が搭載されており、突然の大きすぎる音に対応できるようになっています。
また、聴力に応じた音量増幅の度合いをあらかじめ設定しておくことで、大きな音は穏やかな増幅をするようにしておくことも可能です。