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難聴は、ライフスタイルや人間関係に様々な影響を及ぼします。
聞くことは、コミュニケーションの第一歩です。
耳は、自分と社会をつなぐためのコミュニケーションツールです。
人間らしく快適な社会生活を送るためには、耳から得られる情報が欠かせません。
聴力が衰えると、次第に会話も困難になっていきます。
聞き間違える頻度が増えたり、何度も聞き返したり、よく聞き取れないまま反応してしまうこともあるでしょう。
人は聞こえにくくなると、自信をなくしたり、消極的になってしまうことがあると言われます。
聴力の低下は、様々な影響を及ぼします。毎日をイキイキと暮らすためにも、早めに対策を行いましょう。
難聴が及ぼす影響の例
- 注意力の低下
- 会話の聞き取りの低下
- 他人とのコミュニケーション力の低下
- 記憶力の低下
- 未知なものへの探究心の低下
- 職務効率の減退
- 他人からの認識・関心の低下
- イライラ、ストレス、憂鬱などの精神的な不安定
- 引きこもりや社会からの孤立化
難聴は、ご家族やご友人にも影響を与えます
聴力の衰えは、難聴者自身だけではなく、ご家族やご友人にも影響を与えます。
言いたことが伝わらなかったり、時には何も返事が返ってこなかったり。
その際に、無視をされたなどと捉えられてしまうこともあり、その結果、家庭内の雰囲気やお友達との雰囲気が悪くなってしまったり、衝突の原因となることがあります。
難聴者自身が自分の難聴に気づかなくても、周りの人達が対策を取らなければ、何も解決しません。
聞こえが低下すると、難聴者の方だけではなく、周囲の方々にも大きな影響を与えてしまうのです。
例えば、難聴者は電話の呼び出し音やドアの呼び鈴が鳴っても気づかずに、家族や友人と楽しむチャンスを逃してしまうかもしれません。
また、仕事の指示が理解しきれないことで、職務を遂行できず、トラブルが起こる可能性もあります。
あなたのご家族やご友人が難聴に悩んでいたら、何か行動を起こすように励まし、まずは聞こえ具合を確認してみるように勧めてみてください。
そして、難聴者とのコミュニケーションの仕方を、ぜひ身につけてください。
難聴者とのコミュニケーションのポイント
- 会話をする際は、できるだけ静かな場所を選ぶ
- 何の話をするのかを明確にする
- 気が散っていないか、気を配る
- ゆっくり、はっきりと話すように心がける
- 相手の顔を見て離す
- 話題を急に転換しない