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自分に合った補聴器を賢く選びましょう。
補聴器は、使用する人の聴力に合わせて選ぶことが重要ですが、それだけでは十分でありません。
補聴器を主に使う場所や環境、生活スタイルも考慮して選ぶことが大切です。
目的を明確にしておく
補聴器の進歩には、目を見張るものがあり、単に音を大きくするだけではなく、難聴者が聞こえに困る場面を想定した様々な機能が搭載されています。
しかしながら、補聴器はあくまでも聞こえを補うための機器です。
元通りの聴力に戻るわけではありません。
ですから、どんな目的で、どのようなところで使いたいのかを明確にしておくことが大切です。
例えば、家族の会話でも、とりわけ奥様(ご主人様)の話す内容を聞き取りたい、会議や講演など数人から大勢の人がいる中での発言を聞き取りたい、電話が聞き取れるようになりたい、テレビの音声をもっとクリアに聞きたい、病院で呼ばれた時にすぐにわかるようにしたい、レストランなど周りの雑音が多いところでも目の前で会話している人の話の内容をハッキリと聞きたい・・・などです。
勿論、一つの目的だけに絞り込む必要はありませんが、主に聞きたい場面を決めておくと、ご予算に応じた最適な補聴器をお選びいただくことができます。
専門スタッフに相談する
補聴器は、家電製品や家具・雑貨などと違い、商品棚へ陳列されているものを選んで買ってきて、そのまま使うというものではありません。
一人ひとりの聞こえ具合に合わせて調整することで、初めてその性能が発揮されるのです。
もし、聞こえに不安を感じるようでしたら、お気軽に当店へお問い合わせください。
経験豊富な専門スタッフが、無料でお客様の聞こえに関するお困りごとやご相談を懇切丁寧にお聞きし、専用の測定機器を用いてお客様の現在の聴力を測定いたします。
ご希望でしたら、お客様の目的に応じた最新の補聴器を、有名メーカーの豊富な種類の中からお選びいただき、その場でお試しいただくこともできます。
ご家族の方も、是非ご一緒に
補聴器をお選びになる際は、是非、ご家族の方もご一緒に「体験」してみてください。
難聴は、目で見てわかるものではありませんので、ご家族の方も本人が聞こえ難いことは知っていても、いったいどの程度の聞こえ具合なのか、そして補聴器をつけた場合にどのくらい改善するものなのかは、そばで一緒にみていないとわかりません。
補聴器を選んで購入し、それを使うということは、その人だけの問題ではなく、ご家族や周りの人の理解と協力が必要です。
補聴器を使うことをご検討されたならば、なるべく早い段階からご家族にかかわってもらうことで、聞こえや補聴器に関する理解も深まり、より目的に合った補聴器をお選びいただくことができます。